希少なジャパン・ヴィンテージのセミアコ・モデル、YAMAHA SA-35Tの入荷です。本器は指板エンドのシリアル NOや1968年頃のカタログから1972年頃のモデルだと思います。ボディーやネックはメイプル材が使用されトップやバックのアーチも美しい逸品です。ヘッドにはオリジナル・オープンバック・ペグ、0-フレット、メイプル・セットネック、アジャスタブルロッド、オリジナル・ポジションマーク、特許出願中のローノイズ・ピックアップ、可変式＆ローラーコロ・ブリッジ、トレモロユニット、当時のハウリング防止のため、f-フォールには厚めのフィルムが内側から貼られており、当時としては画期的なモデルだと思います。ザ・タイガースのギタリスト 森本氏はワンランク上位のSA-50アンガーグリーンを所有されていました。
サウンドは良い感じで優しく包み込むようなフロント・サウンドからリアの少しエッジの効いたキレの良い鳴りも魅力です。アンプを通さなくても心地良くボディーなりして楽しめるセミアコです。
状態は生産から半世紀以上経過したギターですが、使用感も少なく軽い擦り傷や打痕はありますが酷く目立つダメージや修復歴も見受けられません。VoとToneポットの交換とバランサーに少しガリがありますがセッティングが定まれば問題はありません。ピックアップの切り替えのトグルスイッチも問題なく作動します。とても希少なオリジナル・ロケットケースに当時の取り扱い説明書、ストラップも付属しています。お預かりの商品で現状販売になります。かなり貴重なジャパン・ヴィンテージです。