YAMAHA FG-800J / Solid Spruce Top・Jacaranda Side・Solid Jacaranda Back・TM-50 Peg・African Mahogany Neck・Ebony Fingerboard and Bridge・Black Pick guard【With TKL Hard Case】1975年製
希少な黒ラベルの上位機種 YAMAHA FG-800Jの入荷です!'74年~'75年の短期間しか生産されなかった稀少モデルです。1975年のカタログやヤマハの資料では、トップがスプルース単板、サイド&バックはハカランダになっており、バックも杢目を目押ししてもバック材は単板に間違いはないと思います。ただサイド&バックはニューハカランダ材かも知れませんが一応カタログ通りに掲載をさせて頂きました。ボディーは高級ジャンボタイプ、ヘッドにはニッケルTM-50ペグ、アフリカン・マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、マルチ・セルバインディング、オリジナル・ブラック・ピックガード、胴厚は96mm~115mmの深胴、弦長は636mmで製作された上位モデルです。
サウンドは赤ラベルのFG-180等のボディより厚さが約5mm~10mmほど深く箱鳴りする奥行きの有る野太い低域と中域の腰の有る音抜けに、高音域の透明感の有る鳴りは70年代フォークブームの懐かしいヤマハ・サウンドです。
状態は年代相応の使用感がありますが、フレット、ナット、サドル、ブリッジピンなどが交換されておりフレットは殆ど減りが有りません。トップのサウンドホール1弦側にスクラッチ傷で塗装剥げがあり、小さな打痕や擦り傷が点在しておりますがパッと見て酷く目立つ感じのダメージやクラックは見受けられません。サイドは塗装のウェザーチェッキングと軽い擦り傷ぐらいで比較的綺麗な印象です。バックは細かな擦り傷が有りますが酷く目立つ打痕や木部のクラックなどは見受けられません。ネック裏は元々艶消しの薄い塗装でサラサラの状態になっておりますがこの時期に見られるカポ跡などは無く演奏性は問題ありません。弦長656mm、ナット幅約44mm、弦高も12F6弦で約2.5mm、1弦2mm、サドルの余裕も約3mm有り弦高調整も可能で元起なども見られずネックを含めプレイヤビリティも良好です。この時期ならではのダイナミックな音量と深い鳴りはこの時期ならではのサウンドです。TKLハードケースが付属しております。かなり短期間しか製造されていない稀少なレアモデルです。