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Cromwell by Gibson G-4 / Rebadge Model・Arcoarch Spruce Top・Mahogany Side and Arco-arch Back・Jacaranda Fingerboard and Bridge・Original Pick guard and Tailpice【With Geib Hard Case】1938年頃製
conditon:
EX+
Price:
¥275,000-(税込)
top:
アーチド・スプルーズ
side:
マホガニー
back:
マホガニー
finger board:
ハカランダ指板
neck:
マホガニー
case:
Geib Hard Case
大恐慌時代の1938年頃にギブソン社カラマズー工場で製造された稀少モデル、Cromwell by Gibson G-4の入荷です。1930年代のアルコアーチ型アーチトップ・モデルで、多くのアーティストを支え深い歴史があり初期のジャズやブルース、その他多くのジャンルに最適で、当時『Rebadge』バッジ(エンブレム)の付け替えで、不況の低迷期に生産能力を補うため、販売チャンネル網の拡充を狙いデザインや仕様を変え製作されていた稀少モデルです。カラマズー工場で製造されたKalamazoo KG-31などご存知の方も多いと思います。本器は1935年から1939年にかけてギブソンによって製造され、ヘッドにはオリジナル・ペグ、ハカランダ指板&ハカランダ・サドル、オリジナル指板装飾、マホガニーネック、同仕様の資料によればトップはアルコアーチ型のアーチトップでラミネートでは無くスプルースの無垢材をプレス加工した仕様で、サイドはマホガニー、バックもトップと同じプレス加工のマホガニーの無垢材が使用されているようです。ネックはVシェープで極太な感じではなく、ナット幅も44mmでOOO-28ECのVシェープグリップを少し厚くした感じぐらいで握りやすいと思います。ピックガードやテイルピースもオリジナルで、指板のシングル・ラインは見かけますが、ダブル・ラインは稀少だと思います。またボディ内部のFフォール下にGibson社のラベルも確認できます。
サウンドは枯れて乾いた箱鳴りするヴィンテージサウンドで、音量も爆鳴りでFフォール仕様とは思えないパワフルでキレの良いエッジの効いた鳴りも魅力です。初期のジャズやブルース、ボトルバーによるスライドなど是非お試し頂きたい一品です。同年代のG-4は、有山じゅんじ氏もレコーディングやライブなどで愛用され、まさに『ぼちぼちいこか』のサウンドです。
状態は流石に製造から80年以上経過しておりますが、使用感は少なく年代なりのトップのスクラッチ傷や軽微は打コンや塗装のチェッキングが見られますが酷く目立つ修復歴も見受けられず、サイドのネックヒール横に薄くヘアーラインクラックが見られますが、ネックブロックも有り強度も問題ありません。バックも小傷や打コンが点在していますが酷く目立つ修復歴も見られません。ペグの摘みが年代による収縮とトルクムラがありチューニンは雑に扱わなければ問題ないと思います。
ナット幅約44mm、弦高は現状12F6弦で約2.6mm。1弦約2.1mmですが、可変式ブリッジで弦高調整も簡単に可能です。ネックは僅かに反りは見られますが、弾き難い感じは無く弦高も適正でプレイヤビリティは良好です!ハードケースはGibsoギター等で稀少なGeib製のジャストサイズが付属しております。中古市場でも滅多に出ない稀少なヴィンテージギターです。是非この機会にお試し頂ければ幸いです。
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