The Kasuga 000-45 Style Tree of Life Custom / Solid Spruce Top・Solid Jacaranda Side and Back・Solid Abalone Trim and Rosette・Tree of Life Inlay・Ebony Fingerboard・Non-Pick guard・Shade Top【With Sigma Guitar Martin Old Replica Hard Case】1970年代〜1980年代製
case:
シグマギター製のMartinオールドレプリカケース
希少な春日楽器製製造のカスタム・モデル、The Kasuga 000-45 Style Tree of Life Customの入荷です!創業は1935年に名古屋市内に起こした春日商店が前身で、1946年に春日楽器製造に社名を変え弦楽器製造に着手。創業者は後に楽器業界で初の政界でご活躍された春日一幸氏です。日本のギターメーカーとしては鈴木バイオリンやヤイリとならんで最も古い歴史を持つブランドでも有ります。本器は当店の古くからのコレクターさんからご紹介を受け入荷した稀少なカスタム・モデルです。トップは杢目の細かな霜降りのスプルース単板、サイド&バックには稀少な板杢のハカランダ単板、ヘッドにはフラワーインレイ、ペグはゴトー製、エボニー指板、白蝶貝で装飾されたツリー・オブ・ライフ指板インレイ、トップは無垢のアバロントリム、サウンドホール・ロゼッタ、サウンドホール上部の指板周りにも000-45同様に装飾されサイドやバックのボディ周りにもアバロン装飾が施されており、ノンピックガード、シェードトップで仕上げられた逸品中の逸品です。
サウンドはノンスキャロップドXブレイシングが採用され、弦長は約632mmですがタイトで締まりのある重厚な低域に輪郭のハッキリした粒立ちの良い中域の音抜けに、少し硬質な煌びやかで華やかな高音域が魅力で強めのストロークでも全体の音が潰れずしっかりと鳴っております。また軽く爪弾いても心地良い倍音が響く逸品です。状態はペグがオリジナルかどうか分かりませんが現在はゴトー製が装備されておりネジ穴なども違和感が無く、元々はグローバー製102Cが装備されていたかも知れません。トップは右ショルダー辺りに塗装のヘアーラインが有りますが予防的に内部にもクリーク処理がされております。その他は小さな打痕や擦り傷、薄らとスクラッチ傷が僅かに見られますが木部に影響するような酷いダメージは見受けられません。サイド&バックは軽い擦り傷程度でバインディングの黄ばみが有るぐらいで綺麗な状態をキープしております。ネック裏は演奏に伴う劣化で薄く塗装を落としてオーバースプレイされており触ってもサラサラで演奏性は問題ないと思います。フレットも8分目程度は残っており高さもあり深い凹みや指板の消耗も殆どありません。弦長は約632mm、ナット幅約43mm、弦高は12F6弦約2.5mm、1弦約1.8mm、サドルの余裕も約3mm有りネックを含めプレヤビリティも良好です。シグマギター製のMartinオールドレプリカケースも付属しています。当店でも春日製のハイエンドの000タイプは初入荷で驚きました。The Kasuga製のBG-150やM-150のマンドリンなども多数の取扱しましたが、000タイプはカタログ外で、カスタムモデルなどは中古市場でも殆どの見かけない幻のコレクタブルな逸品です。是非この機会にお試しを頂ければ幸いです。