1980年初頭に製作された希少モデル、Headway HF-410の入荷です！70年代後半から80年代初頭のモデルは熱烈なファンも多く、数多くの復刻モデルが誕生したのも熱烈なファンの熱望によるもので人気の凄さが伺えます。またヘッドウェイのマスタービルダー百瀬氏が製作された初期モデルは特にファンが多く、当時のS.YAIRI.MORRIS,YAMAHA等のジャパン・ヴィンテージ・ブームを牽引した先駆けではないでしょうか！本器は80年代初頭のモデルで、'81 Artistを継承したオール単板モデルとして知られ、トップはスプルース単板、サイド＆バックには良質なマホガニー単板が使用され、ヘッドにはワッフル・バックのオリジナル・ペグ、エボニー指板＆ブリッジ、マホガニーネック、ホワイト＆ブラックのマルチ・バインディング＆ロゼッタ、アンダーフィニシュ塗り込みブラック・ピックガードでシンプルなルックスですが作り込み精度の高い希少モデルです。
サウンドはノンスキャロップドXブレイシングが採用され、ショートスケールながらタイトで締まりの有る低域とコンパクトサイズながら十分あ音量が有り、やや硬質な粒立ちと音抜けの良い中域に軽く爪弾いた時の甘く響く高音域も魅力で、ダウンチューニングでもほどよいテンション感が有り煌びやかで透明感の有る音色も魅力です。状態は使用感も少なく、ペグの金属劣化も殆ど見られず輝きも有ります。ヘッドには僅かに薄らと白濁が見受けられますが、照明の反射もあり実機はそれほど気になる酷い感じでは有りません。その他はトップに光に翳さないと分からないレベルの塗装上の極軽微な打痕がエンド付近に有りますが言われて気づく程度です。バックやサイドも目立つようなダメージは見られず当時の艶も有り輝いており、ネック裏も素晴らしく綺麗で演奏性も問題ありません。またネックヒールのピン打ちやピックアップの取り付けもありません。ネックグリップは緩やかなVシェープグリップで、ナット幅約43mm、弦長約628mm、弦高は12F6弦で約2.3m、1弦約2mm、サドルの余裕も3mmありネックを含めプレイヤビリティも良好です。希少な当時のオリジナルハードケース（当時定価￥17,000-)も付属しております。製作から既に40年以上経過しておりますが素晴らしいコンディションを保ったコレクタブルな極上品です。是非この機会にお試しを頂ければ幸いです。